利回りが減少している債券(国債)に変わる安全資産を考えてみる【公益株・増配株・金】

世界中の先進国がマイナス金利になり、国債の金利も超低金利になっています。
そして、安全に3%運用できると言われていた米国長期国債も、政策金利の引き下げで、利回りが下がり価格が急騰しています。
そんな状況で長期運用する上で新たな安定資産を考えてみようと思います!

安全に利回りを稼げた債券の時代は終わった?

いままではとりあえず、米国長期国債を買っておけば、安全に3%近い利回りを稼げた時代でした。

インフレ率以上の利回りを国債で稼げたので、安全資産の代名詞として国債は資産の一部に組み入れられていました。

しかし、政策金利の引き下げで、国債利回りも下がり、国債価格が高騰し、1ヶ月で10%近く価格変動が起こる状況になっています。

安全資産の代名詞と言われた債券もリスク資産に変わりつつあります。

利回りが低く、長期保有する旨味が減っている

2〜3%近い利回りがあった時代とは異なり、世界中の先進国(米国以外)の政策金利がマイナス金利になり、国債の利回りも0%に近い水準になりつつあります。

そんな状況で、債券を長期保有する旨味が減ってきています。

先進国の国債を保有しても、インフレ率に勝てない可能性があります。

不況時の利下げに合わせて価格があがるため、ポートフォリオのクッションになっていた。

債券は一般的に、利下げが行われると価格が上がります。

そのため、不況時に経済を活性化させるために利下げが行われるタイミングで、債券価格があがるため、ポートフォリオのクッションの役割を果たしていました。

しかし、現在は、米国以外の先進国ではマイナス金利になり、米国の金利も下げ幅が少なくなり、利下げ余地がドンドン減っていき、クッションとしての役割を果たせなくなる可能性が出ています。

もちろん、以前よりクッションの役割を果たせなくなる可能性が高いだけで、債券をポートフォリオに組み入れることはリスク分散に大きく寄与することに代わりありません。

債券に変わる安全資産を考える

以前の債券のように、

  • 3〜4%の利回りを期待できる
  • 他の資産に比べて、比較的安全である

という条件に当てはまる安全資産を考えようと思います。

公益株

まずは、公益株がこの条件に当てはまってくるでしょう。

もちろん、債券のように元本保証がされているわけではないので、値動きに振り回されることになりますが、3〜5%近い配当金を出している銘柄が多く、他の株式との相関が低いので、長期で見ると安定して利回りを稼ぐことが出来ます。

世界的プライベートファンドのピクテも、この書籍の中で、債券の代替資産として世界中の公益株に為替ヘッジして投資することをオススメしています。

連続増配優良ディフェンシブ株

  • P&G
  • コカ・コーラ
  • J&J

などの、連続増配をしている優良なディフェンシブ株も、個人投資家の場合は債券の代わりとして選択肢に入ってくるでしょう。

というのも、「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」の中で詳しく解説されているように、「配当金は株価下落時のクッションの役割を果たし、株価上昇時のアクセルの役割を果たす」からです。

10年以上長期で株式を保有し続けられる個人投資家にとって、連続増配銘柄は不況時に配当金で株式数を増やす助けになってくれます。

金(ゴールド)

世界中で金融緩和を行っている現在、「金(ゴールド)」も投資対象に入ります。

世界一のヘッジファンドを運用するレイ・ダリオ様も、金をポートフォリオに組み入れることを推奨しています。

しかし、私個人的には、金(ゴールド)の保有は、配当金や分配金を産まないので否定的です。(ウォーレン・バフェット様も同じ意見で、金の購入には否定的です)

安定して利回りを得る債券の代替という文脈で見ると、保有しているだけでキャッシュを生み出さない金は対象外になります。
しかし、「有事の金」という言葉があるように、安全資産の代名詞でもある金をポートフォリオに組み込むことは、リスク分散の意味で大きな意味があるでしょう。

為替ヘッジした公益株が債券の代わりに近い?

  • 公益株
  • 連続増配銘柄

3つの商品を見てきましたが、個人的には「為替ヘッジをした公益株」が一番債券に近い商品になるのでは?と思っています。

安全に利回りを追求できる米国長期国債がここまで短期で値上がりしてしまうとは思いもしませんでした。
もちろん、まだ債券としての役割は果たしているので、TLTの購入を進めますが、当初の予定よりも減らし、為替ヘッジをした公益株の比率を増やすことも検討しています。
債券については、知識が乏しいので、間違った内容がありましたら、ご指摘くださいませ😊

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