リセッションが来ても安心?伝説のトレーダー「マーク・ミネルヴィニ先生」の投資哲学

最近、伝説のトレーダー「マーク・ミネルヴィニ」先生の著書を読んでいます。
マーク先生は短期トレーダーですが、マーク先生のトレーディングに関する考え方は、長期投資をするうえでも参考になると思いましたので、ご紹介いたします!

含み益を損失に変えてはならない

いろいろなテクニックや考え方が紹介されている、本書「株式トレード 基本と原則」ですが、私が一番、心に残った知恵は、

「含み益を損失に変えてはならない」

ということです。

含み益で得た利益は、すでに資産である

100万円で買った銘柄が、120万円になったら、20万円の含み益なので、20万円分余裕が出来たと思うのが人間の心理でしょう。

しかし、マーク・ミネルヴィニ先生は、120万円に値上がりしたら、資産が120万円であり、それは余裕が出来たわけではないとしています。

そのため、20万円の含み益がある銘柄が、10万円値下がりして、10万円の含み益になった場合、

  • 一般的な投資家・・・まだ10万円の含み益😊
  • ミネルヴィニ様・・・10万円の損失😱

と認識します。

この考え方は、本当に目から鱗でした👀
今までのわたしは、含み益がある銘柄は、余裕がある銘柄として、多少の株価下落でも気にしなかったです。
しかし、現在の資産価値という意味では、含み益は意味がなく、未来にその株価がどうなるかが重要になってきます。

利益が出るたびに、逆指値ラインを上げていき、利益を損失に変えない

含み益は余裕ではないという考え方をする場合、逆指値を損切りラインに引くように、株価が上がるたびに逆指値の利益確定ラインを上げていかなければなりません。

そうすることで、利益をしっかりと確保しながら、株価の上昇を享受し続けることが出来ます。

上昇トレンドの株式は基本的に上昇していくので、利確の逆指値の幅を広めにとっておけば、不本意な確定売が発生することも少なそうですね!

長期投資でもこの考え方は使えそう!

短期トレードで生き残るための思想かもしれませんが、長期の投資においてもこの考え方は有効だと感じました。

リセッションが来ても安心?

例えば、私の場合、P&Gを5年近く前に80ドルで50単位購入し、現在120ドルまで値上がりし、+2000ドル(+50%)の状態で含み益を抱えています。

この状態で、逆指値を

  • 110ドル・・・15単位
  • 100ドル・・・15単位
  • 90 ドル・・・15単位
  • 80 ドル・・・ 5単位

といった具合に、利益確定ラインに入れておけば、一度得た確定益を失うことなく、安心して長期保有することができます。

含み益を伸ばしながら、5年間配当金をもらい続けていたという事実も重要です!
万が一、この先、リセッションが来たとしても、含み益と配当金を守ることができます。

フルインベストメントしていてもリスクヘッジできる

株式は期待リターンが高い一方、ボラティリティも非常に高いです。

そのため、株式にフルインベストメントすることが過去の歴史を見る限り有効な戦略だと理解していても、多くの個人投資家が狼狽売りに走ってきた過去があります。

しかし、フルインベストメントしている株式に対して、利益確定ラインの逆指値をいれておけば、急なリセッションがきても、資産を守ることが出来ます。

もちろん、逆指値を入れておいても、一日で急激に株価が下落する場合、期待した値段で約定しない可能性もあります。
そこは注意しておかなければいけませんね!

一部の銘柄に適用するだけでも、リスクを減らすことができる。

ハイテク銘柄のような、急激に株価をあげていくが、リセッション時に大きく値段を下げる銘柄に有効な戦略だと思います。

逆に、株価下落時に配当金を割安になった株式に再投資し、将来的に大きな利益を狙うシーゲル流銘柄(高配当大型株)には不向きな戦略かと思います。

銘柄ごとに異なる売買手法を使い、それぞれの銘柄の良いとこ取りを狙うことが出来ます!

VisaやAmazonなどの優良銘柄が大きく値上がりしてしまい、リセッション時に大きく損をすることが怖くて、買いたくても買えない投資家の方は、試しに少し買ってみて、含み益が出たら逆指値を入れて、ポジションを大きくしていくのもありですね!